Not-charimeshi-サイクルモード東京へ行ってきました!

THE BASEの人気ライドイベント-charimeshi-。
普段の-charimeshi-であれば美味しいものを食べに行くのですが、今回はグルメが目的ではありません。
そのためタイトルも「Not-charimeshi-」。
では今回の目的は何かというと、「サイクルモード東京2025へ行くこと」なのです。
サイクルモード東京とは?
サイクルモード東京は、日本最大のスポーツ自転車フェスティバル。
近年では、毎年春に東京ビッグサイトで開催され、最新モデルのスポーツ自転車や関連パーツ、ウェアなどが展示されます 。また試乗コースも設置されており、実際に自転車に乗って性能を体感することができます 。その他イベントも多く、自転車の魅力を伝える動画コンテストや、有名人によるトークショー、子供向けの自転車教室など、多彩な企画が行われ、今年からは物販スペースも新たに設置されました。
そんなサイクルモード東京ですが、販売店であるTHE BASEのスタッフにとっても年1回、どんなブランドがどのような新製品を出しているか、もしくはどんなプロモーションに力を入れているか、はたまた今の流行は何かなどを確認しに行く場でもあります。
もちろん普段からお世話になっているメーカーさんや代理店さんなどもブース出展されているため、直接会って挨拶がてら製品について根掘り葉掘り聞いてみたり、今後発売される商品についてまだ世に出ていない情報をこっそりと伺ってみたりするわけです。
みんなでサイクルモードを楽しもう!
ではなぜ今回ライドイベントとしてサイクルモード東京に行くことになったかと言うと、サイクルモードに興味はあるけど行ったことがない。どうやって楽しむかわからない。ひとりでいくのはちょっと。。。という方が案外いらっしゃるのではないか?という話から「じゃあみんなで一緒に行って、みんなで楽しもう!」ということでこのイベントが誕生したのです。
都内中心部でテンションが上がる一行
THE BASEに集合し、東京ビッグサイトを目指して出発!
尾根幹を経由して多摩川サイクリングロードを走り、そこから都内を抜けていきます。
普段のライドイベントでは基本的に「信号が少ない」「交通量が少ない」と言った、より安全に、そして走ることを楽しめるルートを設定しているのですが、今回はTHE BASEスタッフもあまり経験の無い都内中心部を走るルート。
確かに交通量が多かったり、交通マナーを守らないような走り方をするモビリティも目にしましたが、そのあたりは試走や事前準備で確認済み。朝のブリーフィング時にもしっかりと参加者にも注意喚起することで危ない場面は回避します。それよりも渋谷スクランブル交差点、赤坂、皇居周辺、銀座など、意外と自転車で走ることがないということもあり、ちょっとした「東京観光」をしている気分に。参加者も我々スタッフも若干テンションが上がりました。
盗難対策もバッチリな駐輪場
THE BASEから約3時間で東京ビッグサイトへ到着。
実は何度も訪れているサイクルモードですが、自転車で行くのは今回が初めて。
そして自転車で行くことで一つだけ懸念していることがありました。それは「盗難」です。
昨今、自転車関連イベントやレース会場などでの盗難は後を絶たず、このサイクルモードにおいても過去に盗難があったと記憶しています。そのため今回も駐輪場の体制がどのようになっているのかが少しだけ気になっていたのですが、今回訪れてみて、しっかり対応されているなというのが率直な印象でした。
駐輪場に入る前に住所氏名などを専用用紙に記入、その後の受付で本人確認。自転車にバンドが巻かれ、バンドに記載されている番号と専用用紙の番号が対になっているという仕組み。専用用紙の本人控えを受け取って駐輪します。受付だけでなく、駐輪場内にも警備の人が数人。受付と合わせて10名近くの会場スタッフが常にいるような感じでした。もちろん自転車にはしっかりと施錠し会場へと向かいます。
ちなみに帰りに自転車を出庫する際は、専用用紙の本人控えを受付と駐輪場内で2回チェックがされます。もちろん本人確認をされますし、どの車種で何時に入庫し何時に出庫したかまですべて記録を取っていましたので、この状況では盗難も起きにくいと思いました。
上からも監視されていました。
いざサイクルモード会場へ
さぁいよいよ会場内へ到着です。
今回参加者の皆様の入場チケットはこちらでご用意させていただきました。
会場へ着いたら、まずは誓約書への記入を済ませ、その後受付で入場用のリストバンドを巻いてもらいます。
音楽フェスのような感じですね。
東京ビッグサイトに到着したのが11時過ぎ。
ここまで約50km走ってきたためブースを回る前にまずは腹ごしらえです。
会場内のキッチンカーで各自好きなものを購入して食べたら、入り口ゲートからいよいよ入場!
ヴィンテージもあり
ヴィンテージ関連のブースでは普段お目にかかれないようなレアものもたくさんありました。
サイクルモードといっても最新の車体やパーツだけでなく、このようなヴィンテージやアンティーク、ハンドメイドものまで見ることが出来るのは楽しいですね。
各ブランド担当者さんに色々聞くべし
会場内にはTHE BASEでも取り扱いのあるブランドが多く出展されていました。
広々とした空間での展示方法はさまざまですが、各ブランドが伝えたいことを表現しています。
今シーズンからTHE BASEでも取り扱いを始めたウェアブランドのQ36.5もありました。
今シーズン目覚ましい活躍をしているQ36.5 pro cycling teamのジャージはもちろんのこと、日本のナショナルジャージも手掛けているなど機能性の高さとデザインの良さが両立しているブランドです。
この時、Q36.5のイタリア人担当者とも少し話をしましたが、翌日THE BASEを訪れてくれたので改めていろいろな話をすることが出来ました。まだまだ日本国内では取り扱っている販売店も少ないとのことでしたが、ビブショーツやインナーなど1回着用したらその良さがわかる稀有なウェアブランドです。THE BASEスタッフも既に着用していますので着心地やサイズ感などお気軽にご相談ください。
パナレーサーのブースではエクイリブリウムのチタンバイクにタイヤ(アジリストやグラベルキング)を履かせて展示していました。どちらかというとバイクの方に眼が行ってしまったのですが、タイミングよくビルダーのウラジミールス バラホブスキスさんとお話させていただくことが出来ました。
来日されてから現在までの話、どうやってビルダーになったのかの話、現在のバイクの作り方やデザイン、カラーリングについての話、などなど。特に印象的だったのは「フレームをつくる際に、すべてのパーツを含めて考えてデザインすること」でした。フレームだけのデザインではなく、ホイールやクランクなどアッセンブルするすべてのパーツをはじめから考えてあり、1台のバイク全体としてどう見えるか、どう走るかをデザインしてフレームを作っているとのこと。いやぁ、いい話が聞けました。
目立つ中国製品群
ここ数年の流れではありますが、今年も目立ってたのは中国製の商品でした。フレームやホイールはもちろん、もはや自転車ではない電動スクーターまで会場内でいくつか見ることが出来ました。自転車も物価と同じく価格高騰が続き、一方で所得はそれほど増えないのだから「安くて良いもの」が欲しいというのは多くの方が思っていることでしょう。そう考えると中国製品が注目されるのも当然だと言えます。
たくさんのブースの中でもホイールのNepestなどはブースも大きく賑わっていた印象があります。
※THE BASEでは取り扱いがありませんが、いろいろな理由があるのでここでは割愛させていただきます。
変わりゆく試乗体験
写真は撮り忘れましたが、サイクルモードと言えば試乗。この日も多くの方が「試乗」をしていました。数年前までは「サイクルモードの試乗」と言えば誰もが知っているロードバイクブランドばかりで試乗するために長蛇の列に並ばなければならないというイメージでしたが、今年はロードバイク以外の小径車(ミニベロ)やE-bike、電動モビリティの方が多いのではないかというほど様変わりしていました。また試乗も事前予約システムなどを導入しているメーカーやブランドが増えているようで、以前のような長蛇の列は少なくなったようです。
そして帰路へ
今回はTHE BASEから東京ビッグサイトへ行き、夕方にはTHE BASEへ帰ってくる予定だったため、サイクルモード東京の滞在時間はおよそ3時間。食事の時間を除くと正味2時間半といったところでした。
あっという間に帰る時間となり、行きと同様、都内を走り抜けます。
国会議事堂も直接見ることはあまり無く、どこか新鮮。
唯一のヒルクライムポイントは「道玄坂」。
道はごみが散乱するなど、お世辞にも綺麗とは言えないが、これぞ渋谷という感じ。
都内はそれほど離れていないにもかかわらず、観光客も含めて人が大勢いるところとそうでないところの差が激しく、そんな対比も意外と楽しいものです。
多摩サイ(多摩川サイクリングロード)まで戻ってくると「あぁ、帰ってきたなぁ」と感じます。
戦利品でパンパンのバッグパックがいい感じ。
初めてのサイクルモード東京へ行くライドイベントでしたが、ご参加いただいた皆さまありがとうございました。サイクルモード東京のようにTHE BASEでも新商品の紹介やインプレッション、各種イベントについて、これからも発信していきますので、今後もブログをチェックしてください。